「楽しむ!」という言葉の意味をもう一度考える
お久しぶりです。なみです。
気がついたらこちらのブログ、昨年は全く更新してませんでした(泣)
本来だったらあちこち国内の代表戦に行ったり再度ポルトガルに行っていたはずだったのに、これというのも全て新型コロナウイルスが悪いとしか言えません…。
それでもこのブログはたまに閲覧数がエラく伸びる時がありまして、今日現在ここまで13000回以上の閲覧履歴が残っていました。
どういうルートでこのブログにたどり着いたは分かりませんけど(笑)、改めてこの場を借りて御礼申し上げます。
さて今回の本題について私なりの言葉で書いていこうと思います。
東京時代に何度もユニやゲーフラなどにサイン貰いに行きましたが、毎回サインと一緒に「何か一言」とお願いしていて、その度に書かれていた言葉はいつも「楽しむ!」でした。
この言葉は東京時代に試合に出ていた頃は勿論、試合に出られなかった時もU-23の試合に廻された時にもずっと書かれていました。
彼にとっての「楽しむ!」はよりサッカーが上手くなる為の魔法の言葉でした。
ドリブルで大柄な相手を抜き去り、意表を突くパスでゴールを演出し、そして自ら得意な角度でシュートを打つ。
これらの動きがゴールに繋がった時の彼の笑顔は本当に眩しく見えました。
中には「サッカー選手が遊び感覚で楽しむなんてけしからん」と言う人もいましたが、元来サッカーは苦しみを味わうためではなく楽しむものだと彼のプレーから感じた人も多いのではないでしょうか。
ただ、ポルトで過ごした1年半は想像以上に苦しみを感じる時間が多かった、というのが実感です。
ポルトは翔哉くんが日本にいた頃から好きなクラブと公言していましたし、ポルトに移籍が決まった時は心から嬉しかったです。
「またポルトガルで翔哉くんのプレーが観られる!」静かに心踊りました。
ひとつ引っかかりを感じた部分があるとすれば、ポルトの背番号10の前任者オリベル・トーレスの存在でした。
彼も翔哉くんと似たタイプのプレイヤーでしたが、コンセイソン監督の元で出場機会を減らし、その後移籍となった経緯があったからです。
オリベル・トーレスはなぜ出場機会を減らしていたのか?
それはコンセイソンが重視する戦術とマッチしなかったという理由でした。
コンセイソンが求めていたのは前線の選手にも攻撃以外の複数のタスクをこなすこと。
それは選手の個性より重視していた面でした。
シーズン開幕後、先発で使っていたのは同時期に加入したコロンビア代表のルイスディアス。
まさにコンセイソン好みの選手です。
その結果、加入直後は先発ではなく途中出場が多くなりました。
その後日本でも話題になったポルティモネンセ戦での一悶着もありましたが(笑)、その後ライバルの怪我や不調などで翔哉くんがボルトで試合に出られるようになった頃は、試合中彼を中心にそれまでになかった躍動感を見せていた場面がいくつもありました。
もし新型コロナウイルスがなければ、そのチャンスは更に広がっていただろうと思います…。
ポルトというクラブは他のクラブに比べて情報統制が厳しいことで有名で、今回アルアインに移籍するまでの1年間、彼のリアルな声を聞く機会がありませんでした。
その間ポルトの機関紙でのインタビューはありましたが、日本まで彼の声はなかなか届きません。ブログも更新していませんでしたし。
ポルトの場合日本語の通訳も置いていなかったので、情報はポルト側からの方が圧倒的に多く、その中でクラブとの話し合いで翔哉くんがパニックに陥ったという報道もありましたが、それは真実かどうかは分かりません。
ひとつ言えるのはここから移籍が決まるまでの間、孤独を感じることの方が多かったこと。
ポルトがリーグ優勝を決めた時もその場にいませんでしたし、その直後コンセイソンがSNSに投稿した動画には選手の名前がクレジットで流れる中、翔哉くんの名前さえありませんでした。
(ちなみに今季開幕前のキャンプも初めは参加の許可が得られなかったのですが、他の選手から参加させてくれと監督にお願いしてようやく許可されたという経緯があります…)
選手も色んなタイプがあるように、監督も色んなタイプがいます。
監督の手腕によってさらに飛躍するパターンもあれば、高く跳べるはずの翼に傷を付けるパターンもあります。
コンセイソンの罪深い点を挙げるとするなら、今シーズンは戦術を更に構築することを諦めて、起用する選手を固定化したことで限られた選手にしかチャンスを与えなかったことではないかと。
その決断によって、翔哉くんは試合から遠ざかるという事態になりました…。
監督が選手の翼に傷を付ける、それは一番恐れていたことでした。
そんなことがあったのなら、ポルトへの移籍は失敗だったのでは?と結論付けたくなるかもしれませんが、結論付けるにはまだ早いです。
ここからのアルアインでの半年間でまず翔哉くんが「サッカーを楽しむ」ことを取り戻す必要があります。
中島翔哉がサッカーを楽しんでいるときのプレーがどれだけ凄かったか、今まで彼を見守ってきた人なら知っている筈です。
この半年間でどれだけ取り戻すかによって未来が変わっていく可能性があります。
またポルトガルに戻るかもしれないし、別の欧州のクラブに行くかもしれないし。
正直な話、こういう私の文章が彼に届くかも分かりませんし、届かないかも知れませんし。
以前のブログにも書きましたが、彼の背中を追いかけ続けることは長く続く片想いみたいなものなので、本音としてはもう少しその背中を見届けて行きたい気持ちです。
これからの半年でどう世界を切り開いて行くのか、日本から見守っていければ…と思う次第です。
改めて翔哉くんに何か伝えるとするなら、「楽しんで!」
この言葉につきます。
会えるときに会いに行こう(2回目のキリンチャレンジカップ吹田編)
こんにちは、なみです。
すっかりJリーグも佳境を迎えました。
ここまで来て「優勝するってこんなに大変なの…?」と修行僧みたいな感覚に陥ってます(笑)
昨日の浦和戦が1-1のドローだったためマリノス有利という流れになっていますが、私の周りは非常にポジティブです。
むしろここまで来たら楽しんだ者勝ちなんだろうと思います。
で、今回は日にちが空いてしまったのですが先日の吹田スタジアムでのキリンチャレンジカップを振り返りたいなと。
今回はW杯予選キルギス戦の後に一部の海外組が帰るという報道があったので、「もしかして私のチケット無駄になるの…?」という焦りがあったんですが、発表で2試合とも帯同するということで喜んでいいのか複雑な感情がありましたが(笑)チケットが無駄にならずに済みました…。
ただ今回はメインで取っていたので、バクスタ側にすれば良かったかなとは思いましたが。
というのもキルギス戦は翔哉くんが先発ではなかったために、その後のベネズエラ戦で先発の可能性が高まったからでした。
代表戦の場合先発メンバーはバクスタ側でのアップが多くなるので、メインからだと遠くなるんですよね。
こんな感じでメイン側ではサブ組のボール廻しがたくさん撮れました(笑)
今回は翔哉くんと拳人と成ちゃんという私得なスタメンになりましたが、試合内容は皆さんご存知の通りで😞
実際現地で観ていて思ったのは明らかに前半は選手皆が混乱していたなと。
ベネズエラ代表が準備万端なのもありましたが、2トップにして浅野と武蔵がどう連携を取ったらよいかあいまいな部分もありましたし、失点してからの混乱が前半ずっと続いていた感じでした。
翔哉くんへのマークは相変わらずキツめでした。
後半トップ下になってからいつものプレーが出来るようになったんですが、前半は最近のポルトでのプレーを見ているような感覚でした。
最近の代表における翔哉くんへの論評は様々です。
「独りよがりなプレーが多い」
「守備をしない」
「周りを見ていない」
また「背番号10に相応しいプレーを求める」という論評もありました。
それらの論評を見て思ったのは「誤解も多いしいろいろ求めすぎ」ということでした。
最近のポルトでの翔哉くんのプレーはまさに色んなタスクを求められてるものでした。
ポルトの戦術に合わせて守備のタスクも増えてきて、前線にも守備を重視しています。
もちろん仕掛けることもありますが、ひとつ気になっているのは彼本来の良さが失ってしまわないかということです。
今はたぶんひとつ上のステップに上がるための時期なのかもしれません。
東京にいた時にも似たような状況はありましたが、それでも彼本来の良さは磨き続けていました。
ポルトでも同じように磨き続けているのならそういった心配は杞憂に終わるのかもしれませんが、何せ簡単に現地まで行ける距離ではないのがもどかしいところですね…。
前半終了後のこの表情が印象的でした…。
以前翔哉くんからサイン貰っていた時に「何か一言」といつもお願いしていたのですが、その時に必ず書かれていたのは「楽しむ!」という言葉でした。
その言葉は彼自身のサッカー観にも繋がる言葉で、本当に楽しんでいる時はピッチ上でも笑顔が多くなります。
正直な気持ちとしては、翔哉くんにはサッカーを楽しんでほしいです。
ELでは体調不良というアクシデントもありましたが、今はただ遠くから見守るしかないので、次に会いに行く時まで状況が少しでも好転してくれることを願ってやみません。
今回は上手く言葉をまとめるのに時間がかかりました…。
自分の言葉が届くかなんて分からないし、もしかしたら必要ないのかもしれません。
でもまたそのプレーを観にスタジアムに行くつもりです。
会えるときに会いに行こう(W杯予選ホームモンゴル戦編)
こんにちは、なみです。
この連休は台風のおかげで家に引きこもる時間が多くてですね、その間にこのモンゴル戦の画像をまとめようと思ったんですが、何せ撮影枚数が1800枚超えてました(笑)
思いのままにシャッター切った結果がこれです。SDカードとデジカメを作った人に心から感謝せねばと思った次第です🙌
さて今回私が行ったのはキリンチャレンジカップではなくW杯の2次予選でした。
現地に行って分かった微妙な違いについて説明すると
⒈ウォーミングアップ時のサインボール投げがない
⒉試合前のフェアプレーフラッグベアラーを選ぶイベントがない
という所でしょうか。
普段Jリーグの試合に通っていると代表戦のノリについて行けない所がありまして。
なぜわざわざアフロのカツラを被るのかとかやたら自撮りの画像がInstagramに増えるのかとか(笑)
たまたまJリーグの試合の帰り道で観戦仲間の友人が言った
「代表戦って夏フェスみたいですよねー」
この一言にポンと膝打ちましたよね←
一時は代表戦でもゴール裏に行ってましたが、最近はすっかり指定席を取るようになりました。
ちなみに今回はカテゴリ2の最前列だったんですが、前回の埼スタでは目の前にある柵に苦しみました。
会えるときに会いに行こう(キリンチャレンジカップ埼玉編) - nami_nao73’s blog
今回はレンズフードで多少何とかなりましたが、この前のキリンチャレンジカップに比べて照明が暗めかなあと思いました。
試合前のいつもの光景。
いつもより笑顔が多いのはたぶん植田がいたからじゃないかと思います(笑)
前半なかなかタイミングが合わなくてうーむと思いましたが、南野の先制ゴールからポンポンと点が入り前半終了の時点で4-0。
とにかく伊東純也が速かった…!
堂安と違った縦への仕掛けがすごかったですね。
試合を通して感じたのは翔哉くんには攻撃のスイッチを入れる役目も担っているのかなと。
アルドゥハイルや最近のポルトの試合を観た感覚に近いというか。
実際試合中翔哉くんがボール持つと3人がかりで止めに来てましたからね(笑)
そんだけマークされると周りの選手を使うことを考えるのは当然で。
意外と周りの動き見てるんですよね。
そういうのを確認出来るのが現地観戦の楽しみのひとつであります。
ネットの声より現地で見てる子供の声の方が鋭いパターンも多々あります(笑)
この試合で1つ珍しいことがあったのは試合後モンゴル代表の選手も場内一周していたこと。
6-0の大差にも関わらず、場内を廻っていた彼らの表情はすっきりとしていました。
彼らもまたリスペクトするべき存在でした。
W杯予選はまだまだ続きますし、何が起こるか分からないので2次予選といえど安心は出来ないのですが、次のタジキスタン戦も無事に勝利出来るよう日本から見守りたいです。
そして来月頑張って大阪いくぞー!
そして鳥栖で途方に暮れる
こんにちは、なみです。
今回のタイトルは単なる思いつきです(笑)
単に語呂がよかったという。
まあタイトルの通り先週末鳥栖まで遠征したんですが、東京に戻ってからというと現地で撮った試合の画像より美味しいものの画像ばかり見ています。
天神のShin-Shinで食べた豚骨ラーメンが絶品の美味さでしたね。
ちなみに今までなぜか福岡はちゃんと観光した事がなくて、今回前泊にしてパックで申し込んだら思いの外朝早い便になったので福岡で観光する時間が出来ました。
とはいえ福岡について予備知識があまりないのでひたすらGoogleで検索してました(笑)
(ちなみに当日は夜中の2時からELのFCポルトの試合観ていたのでほとんど寝てません)
博多駅で食べたパフェも美味しかったですねえ(遠い目)
次回福岡に行く時には屋台にも行ってみたいものだ…!
と現実逃避に走っていましたが、試合についてようやく振り返る勇気が出てきました。
ウィントスは相変わらず丸かったです。
前半気になったのはジェソクさんに盛んに指示する林ですかね。
この日の東京に対して最大の壁になっていたのは他でもない高橋秀人でした。
とにかく2トップに対して潰しまくる。
高橋祐治とパクジョンスも潰しまくってましたが、彼無しでここまではできなかったと思います。
そのくらい存在感が際立ってました。
今年の前半何試合か鳥栖の試合を現地で観る機会があったのですが、その時と完全にチームが違っていました。
鳥栖の原点であるフィジカル強めな部分が戻ってきたというか。
それ以前にカレーラスとは何だったのか?という説もありますが、原点に立ち返ると機能しなかった部分があっという間に元に戻るということがよく分かる内容でした。
前半の内容からしてどっちに転ぶか分からない感じだったのですが、後半タマのコーナーキックから先制点が生まれます。
この時点で「ああ、鳥栖まで来てよかった!!」と思いました。この時までは。
逆転された瞬間はとにかく頭が真っ白になりました。
その後東京の選手が何人も審判に駆け寄る様子を見て只事ではないのが分かりました。
反対側で起こったことだったのですが、状況からしてVARが必要な案件ではないかと。
後から映像を見て「ああああああ」と分かったくらいで。
個人的に田川は出して欲しかったな…。
試合中見守ってる表情がなんか切なかったです…。
試合後の帰り道で遠くから聞き覚えのある声(秀人)のインタビューが虚しく響いてました。
いまの東京に何が必要かと聞かれたら、「ラッキーボーイ」な気がしています。
去年の後半にも感じていたことですが、試合の流れを変える選手交代が上手く出来ていないのが気がかりなんです。
それこそU-23からの突き上げが必要なはずなのに同じ交代しか見ていない気がして。
そこは健太監督の中で序列が出来ているんだろうと思いますが、対戦相手の対策が出来つつある中でまた新たな変化が必要なのかなと思っています。
帰りの電車の中で「今は見守るしか出来ないよね」と推しの選手について内輪で話していたんですが、チームについても同じことが言えるのかもしれません。
とはいえこの敗戦のダメージを乗り越えるのに少し時間がかかりました…。
いま言えることは「この誤審が後々の順位に響く」ことがないように祈るしかないです。
チームの状態に右往左往したり喜んだり落ち込んだり。
サポーターならではの感情はたぶんそのクラブを応援している限り続くものなんだろうなあ。
来週の神戸戦は穏やかに迎えられますように…。
1人の中島翔哉ファンがニュートラルな視点で考察してみた
こんにちは、なみです。
もう秋の気配が近付いてますね🍁
今回はいつもと違う趣向の内容になります。
かなりの長文になりますし、文章として纏まっているかは分かりませんが暇つぶしに読んでいただければ幸いです。
FCポルトに移籍が決まってからポルトのサッカーと監督についてざっくりと調べて脳内に浮かんだのは
「これ何てマッシモ?」
FC東京や鳥栖で指揮を取っていたマッシモ・フィッカデンティ氏を思い出しました(笑)
マッシモといえば守備の構築を重視し前線にも守備を要求するタイプなので翔哉くんとの相性が必ずしも良いとは言えませんでした。
(それでも2014年シーズン途中でFC東京に入ったのは「そんな良い選手がいるなら何故連れてこないんだ?」というマッシモの進言があったとの話ですが)
2015年の開幕から少し経った頃に報道陣から「何故中島翔哉を起用しないのか?」という質問に「小平に来てみたら分かりますよ」と答えたのを読んで「わかったよ!!!行ってやるよっ!!!」と息巻いて週末の練習試合を見に行きました。
そこに私が見たのは前田さんと組んでチャンスを作り出す翔哉くんの姿でした。
試合に出られない時にどう練習に取り組むかは選手によって異なりますが、翔哉くんの場合はストロングポイントを磨くことでチャンスを待っていました。
城福さんのときにトップで出られなくてJ3に回されていた時もその姿勢は変わりませんでした。
勿論守備に対する課題はありましたし、海外に移籍してからも守備面について指導も受けていました。
ポルトに移籍してからの今の状況はFC東京時代を思い出すことも多々あり、この時の経験値である程度の耐性が付いた気がします。
今回のポルティモネンセ戦の騒動について色んな意見がTwitterのTLで流れてきて、日本とポルトガルがそれぞれ意見が違っていてほうほうと感心したのと、日本の意見の中には人格全否定レベルでdisっているのを見て「この人先代が故郷の村焼かれたんだろうか…?」と思いました🤔
まず疑問に思ったのは今回の試合後の一喝と試合中の守備について一緒くたに考えている意見が多いことでした。
例の動画を再度確認しましたが、一喝の理由が守備面というのには違和感を覚えました。
監督に反抗したというのならまだ理解はできるのですが、東京時代も含めてそういう態度を表に出したことはないんですよね。
まあ確かに生中継で怒られる瞬間を見た時は「くそ不味いエッグタルトうっかり買ってしまう呪いかけたろか」とか「コーヒーがうっかり白シャツについて取れない呪いかけたろか」とは思いましたが(現在も若干思わなくもないです笑)
なので今回の件について一度冷静に観察する必要がありました。
誰だって自分が好きな選手が嫌な目にあったらいい気持ちはしません。でも無闇にヒステリックになるよりは一旦引いた目で見た方がニュートラル(中立)な視点になれます。
この「ニュートラル」という言葉の使い方は2つあって、ひとつは感情が暴走しがちなのを制御する役目として使用するのと、もうひとつはその言葉を盾に持論を出しては判断を揺さぶるケースもあります。
大体は前者の役目が多いのですが、声が大きい=正論として後者のパターンになるのだけは避けたいなと思いました。
色々と考察を見た中で一番しっくりくるのはポルトガルのニュースサイトのこの記事でした。
https://www.abola.pt/Nnh/Noticias/Ver/805868
守備の点については2失点目は翔哉くん本人のミスなので批判されるのは仕方ないかなと。
それ以前に前半からのルイスディアスに対する安西の守備が素晴らしかった面についてもっと評価されてよいのになと。
あの同点ゴールも含めてもしドローのままだったらMOMに選ばれてもおかしくないレベルでした。
あくまでも一般的な見方になりますが、後半の交代についてどの選手を出すかによってピッチ上の選手たちへの監督のメッセージが伝わります。
今回の場合、同じポジションの選手を入れ替えることによってそれまでのやり方を継続するというメッセージを出していたかと思われます。2点の差がついてましたしポルティモネンセは3トップのブルーノタバタが何もさせて貰えずに交代になってましたし。
ただ交代時にそのメッセージの共有が上手く出来ていなかったのではと思います。
この点についてはポルトガル語が理解出来てないのでは?という意見もありましたが、ポルティモネンセでもポルトガル語の指示は出されていましたし、前クラブのアルドゥハイルでは監督がポルトガル人のルイフィリア氏だったのでサッカーに関して全く理解出来ていないということはないはずです。
となるとポルトのサッカーに対する理解がまだ足りていなかったというのが正解かな…。
その後なぜ試合後の初めは監督が穏やかに話しかけたのにあの一喝があったのか?という視点になりますが、動画を見た限りではありますが、試合後にポルティモネンセの監督や安西くん、権ちゃんが翔哉くんに話しかけようとしていました。
その時翔哉くんが声をかけてきた監督からすぐに離れていこうとしたのを監督が「なんだこいつは!話を聞いていない!」と認識されてしまったのかもしれません。
いずれにしてもあの場面で怒ることは監督としていい事かどうかと聞かれたら、あまり感心はしませんよね🤔。
※東京の歴代の監督でそういうことやりそうな人いるかなーとしばし考えた結果、ポポヴィッチならやるなあという結論になりましたが(笑)
では今回の騒動でもう中島翔哉にチャンスはないのか?という声が多くありましたが、この点に関しては「ないとは言いきれないのでは?」と考えられます。
というのも現在リーグ戦とELで週2試合をこなすスケジュールで戦術浸透よりコンディション調整がメインの練習が多くなることと、さらには国内のカップ戦も控えているからです。
基本的に週末土曜日が1試合のスケジュールは
月曜 オフ
火曜 メディカル中心のトレーニング
水曜 メディカル+ミニゲーム
木曜 次節対戦に向けて実戦練習
金曜 紅白戦で戦術確認+リラックス
土曜 試合
日曜 クールダウン(未出場組はミニゲームなどで調整)
という流れになりますが、週2試合だとこれらの流れを簡素化する必要があります。
さらに連戦になると選手の疲労を考慮する必要があるので、サブ組との入れ替えも必然となります。
ここで求められるのは監督の技量というもので、普通の監督なら全試合同じ選手を使い続けるという了見の狭い采配はしないだろうと(笑)
そこで翔哉くんがチャンスを掴むにはまずポルトのサッカーについて更に理解するのと同時に「ピッチ上での理解者」を得る必要があります。
現在の日本代表で翔哉くんが活躍できる理由のひとつとして、2列目の南野・堂安と「ゴールまでのイメージの共有が出来ている」点が大きいです。
さらに先日のキリンチャレンジカップとW杯予選ミャンマー戦でのボランチ橋本拳人やリオ五輪で一緒だった遠藤航も翔哉くんのプレーを理解している1人であります。
さらにひとつの例として2016年後半のFC東京でのいわゆる「翔哉システム」があります。
この時は監督が城福さんから篠田さんに変わって、初めはムリキを起用していくはずだったんですが、肝心のムリキが怪我による離脱があったために白羽の矢が立ったのが翔哉くんでした。
このシステムが機能していたのは一緒に組んだ前田遼一との相性が良かったのもありますが、キーマンは梶山陽平でした。
梶山といえば変態的なパスを出すイメージが強いのですが、パスを出す相手のプレーを察知してこそのパスが多いんですよね。
翔哉くんに対して幾度となくそういうパスを出すシーンをスタジアムで見ました。
幸いにも今のポルトには代表クラスの選手が多く在籍しています。
競争は確かに激しいのですが、技術の高い選手ほどチームメイトのプレースタイルを理解するのが速い傾向にあるので、コミニュケーションも含めて理解者が増えれば自ずともチャンスは広がるのではと推測しています。
個人的にはポルトがどういう練習をしているのか見てみたい気もしますが、何分非公開なので。
最後に。
今回の騒動で一番危惧していたのは根拠のない批判の声が正当化されないか?ということでした。
もちろんいいプレーができるときもあれば満足いかないプレーのときもあります。
そのときにファンは何が出来る?と聞かれたら「ただ応援していることを発信する」ことではないかと思うのです。
実際スタジアムに行くと客席から様々な声が聞こえます。
中には人格全否定するレベルの野次を飛ばす人もいます。
そういう声が聞こえた時にどうすればいいか?と考えてたどり着いた答えが「頑張れ!という前向きな声をさらに大きな声で伝える」ことでした。
その声が実際に届くかどうかは本人以外にはわかりません。
私でさえ時々「自分の応援は必要ないのでは?」と悩む時があるのですから。
でも少しでも届く可能性があるのなら、その可能性を信じたいのです。
SNSやブログでも構いません。「応援している」という声を翔哉くんに届くように発信して欲しいなとささやかに願いながらこのテーマについてのまとめを終えたいと思います。
会えるときに会いに行こう(キリンチャレンジカップ鹿島編)
こんにちは。なみです。
気がついたら9月になってました。
でも今日は暑いのでサイゼでこのブログを書いています(笑)
さて今回私が行ったのはカシマスタジアム。
ご存じ鹿島アントラーズの本拠地ですね。
東京サポとして行くことは何回かありましたが、代表戦として行くのは今回が初めてです。
ちなみに過去に私が行った時のカシマスタジアムの思い出と言えば、やれ濃霧でボールが見えなくなる(試合内容も霧で覚えてない)とか往復5000円かけてポトフ食べに来た(なお試合内容は割愛)とかやれ丸ごとメロンクリームソーダが美味しかった(なお試合は割愛)とかそういう思い出が多かったんですが(笑)、最近は鹿島に勝つことが多くなったのでそういったトラウマも脱却しつつあります。
実は東京で翔哉くんのプレーを初めて見たのがカシマスタジアムでした。
途中交代で入ってファーストプレーでエロいパスを出して、そこからよっちのゴールに繋がったんです。
その流れをメインスタンドでまさに目の前で見て「なにこれ!!!!!!めっちゃエロい!!!!」と一目惚れして、そこから現在に至ります。
今回のカシマスタジアムで特筆すべきなのは「スタグルの質が他の会場と比べて圧倒的に違う」ことではないかと。
名物のモツ煮やハム焼きはもちろん、つみれ汁や牛串に丼物やスイーツ系も含めてまさに天国でした(笑)
やはり火を使えるというのは重要で、あちこちで美味しそうな匂いがするんですよねー。
しかもお求めやすい値段ばかりなので、あれこれと買いたくなるんですよね☺️
客席で他のお客さんが食べてるものもめちゃくちゃ美味しそうなものばかりでしたし(笑)
6月の宮城の代表戦が色々とアレだった分余計にそう思えます…(遠い目)
これで新国立競技場が酷かったらどうなるのかと今から心配になりました。
今回はW杯予選前とあってほぼ森安ジャパンのベストメンバーで揃えて来た中で特筆すべきなのは拳人がスタメンになったこと。
遠藤航の合流が遅れたのもあっての抜擢ではありますが、ボランチも競争が激しいポジションなので着実に信頼を得られたなと1人感慨にふけっていました(東京サポ的視点)。
よく見たらスタメン権ちゃんもいるし長友もいるし、完全に東京サポ歓喜なものでした(笑)
そしてベンチには永井と建英。
代表合流までの2週間は奥さんの出産で帰国したりポルトガルに戻ってもベンチ外だったりと「試合出てないじゃん???大丈夫なの???」と外野に言われがちでしたが、前半の45分で充分存在感は出せたと思います。堂安や南野との連携もさることながら、何気に拳人がいたのも大きかったかなと。
ピッチ上に理解者が増えるのは非常に大きいです。
所属のクラブで試合に出られてないやつを使うな!という声には代表のピッチで結果を出すしかないんですよね…。
あと話題になったリフティングドリブルですが、本当に本人は何も考えてないと思います(笑)
まあそこが翔哉くんらしいんですけどね😅
安定の植田と一緒で安心しました←
そんなこんなで楽しんだ代表戦でしたが、帰りはやはり渋滞で大変でした…
帰りの移動が大変じゃなかったら13日の鹿島戦行くことも考えたのにいいいい😧
ポルティモネンセでの試合観戦についてざっくりとまとめる
こんばんは。なみです。
久方ぶりの更新になります。
宮城の代表戦でカメラ本体を忘れて慌てて動画を撮ったけれど「なんか違う」感があって更新する気を無くしてました(泣)
さて今回はタイトルの通りポルティモネンセの試合観戦についてのまとめです。
というのも安西幸輝選手がポルティモネンセに完全移籍というニュースが流れてからブログの閲覧数がどえらい事になってまして…。
さらに最近TwitterやInstagramで彼のファンからの質問が来るようになりまして。
その内容が「ポルティモネンセの試合を現地で観たいのだけど、どうやって行ったらいいですか?」というものでした。
「ブログを見てすごく参考になりました!」と言ってくれるのは嬉しいのですが、ひとつ重大な過ちに気が付きました。
どういうルートで現地まで行ったのかという具体的な説明があのブログにはないんです😧
なので質問の内容が「どの航空会社で行ったんですか?」「リスボンからポルティマンまでどうやって行ったんですか?」という基本的な内容になるのは致し方ないというか。
なるだけ私も親切に答えてはいるんですが、場合によってはやり取りが長時間に及ぶこともあり色々と支障が出てきているので、改めてまとめることにしました。
なのでポルティモネンセの試合に行く人へ参考にして頂けたら幸いです。
1.ポルトガルに行くのにどの航空会社を使えばよいの?
前回私が利用したのがエミレーツ航空でした。
いくつか候補があった中でたまたま安く手配が出来たから、というのもありますが(笑)やはり世界各地を飛んでるだけあってホスピタリティがすごく良かったです。
ポルトガルに行くには直行便がないのでどうしても1回乗り換えが必要になります。
私はドバイ経由にしましたが、航空会社によってはフランクフルトだったりイスタンブールだったり経由地が異なるので、心配なら時間に余裕を持たせた方がいいかなと。
(KLMオランダ航空やターキッシュエアラインとかありますが、それぞれお好みでよいかなと)
トランジットで使う空港でまた別の世界を見るのと楽しいものです。
2.リスボンからポルティマンへの移動
いざリスボンに着いたもののどうやってポルティマンに行くの?という疑問がまた生まれるのは当然ですよね。
ポルティマンへの移動はバスか鉄道のどちらかがわかりやすいです。
私が利用したのが長距離バスでした。
https://www.rede-expressos.pt/en/
⬆こちらのサイトから前日に予約して向かいました。
リスボンからだと停留所が2つあるのですが、本数が多いLisboa sate Riosからの便をオススメします。
だいたい3時間くらいの乗車時間ですが、高速はそんなに混んでいないので快適でした。
(7/29追記)鉄道での移動の場合、切符の買い方はこちらを参照頂ければ。
https://urtrip.jp/lisbon-porto-train/
事前予約でかなりお得になることもあるそうです。ちなみに駅の周りは何もありませんでした(笑)
リスボンのバスターミナルはそれなりにお店とかありましたが、ポルティマンの停留所は本当に何も無いです😧
時間帯とホテルの宿泊先によっては移動が大変になることもあるのでご注意ください…。
3.現地でどこに泊まればよいの?
ポルティマンは国内で有数のリゾート地なので人口に比べてホテルはたくさんあります。
なのでbookingcomなどの宿泊サイトで検索したら色々と選べるかなと。
ただひとつ注意してほしいのが「アパートメントホテル」と表記がある場合。
この表記は「民間のマンションの一室を宿泊施設として利用」するいわゆる民泊なタイプも含まれているので、不安ならホテルでの宿泊をオススメします。
ホスピタリティはホテルによって差はありますが、自分1人が安心して眠れるか否かで決めてもいいかな。
4.ポルティモネンセの試合のチケットはどこで買える?
ポルティモネンセのホームスタジアムはだいたい1万人弱の収容人数ですが、ポルト・ベンフィカ・スポルティングの3大クラブ以外は当日に買っても大丈夫かと思われます。
スタジアムに併設されているショップでチケットを購入できます。
ただ上記の3クラブの対戦だとチケットが完売する可能性があるので、旅行会社やチケットサイトを通して購入した方が安心かもしれません。
ざっくりとここまでまとめましたが、また気がついたところがあれば追記していきます。
私の場合国内は自分であれこれ手配する派なので慣れてる人は海外で個人手配するのは難しくないとは思います。
ただ心配なら旅行会社と相談しながら予定組んだ方が安心かなと。
旅の経験値が豊富なので、ざっくりと希望伝えてまとめるのも手だと思います。