ポルトガルまでサッカーを観に行く、女ひとりで(終)
こんにちは。ポルトガルサッカー女ひとり旅のまとめは今回で終わりとなります。
8日間はまさに冒険という言葉がぴったりの日々でした。
一人旅は慣れてるとは言えど、海外で英語圏ではない国へ行くというのはいま振り返っても無謀だったなと(笑)
下調べはある程度するのですが、最終的には 「行けば何とかなるだろう」の感覚なんだろうと思います。
それでも初めは地下鉄に乗るのも苦労したし、ピザ1枚買うのもドキドキしました。
でも再度リスボンに戻った頃には目的のレストランまで一人でスタスタ歩けるレベルにまで成長していました。
ポルティマンという街はリスボンに比べて時間がゆったりとしていました。
今回突然の来訪に関わらず、最大限のおもてなしをしてくれたホテルのオーナーさんが毎朝絞ってくれた100%のオレンジジュースは本当に美味しかったです。
一人で入ったレストランで優しく対応してくれたウェイターさん。
帰りのバスに乗る時親切にしてくれた紳士なおじさま。
ホテルにチェックイン出来なくて困っていた私を助けてくれたコンビニの店員さん。
リスボンでバスに乗り遅れた私を助けてくれたお姉さんとタクシーの運転手。
そして、最大限の歓迎をしてくれたポルティモネンセのGMやスタッフ、選手の皆さん。
この感謝はいくら伝えても伝えきれません。
GMはこう言っていました。
「私は日本からもっとたくさんの人が訪れるのを待っている。友達も連れてね」
正直なところ、今でも「私が会いに行ってよかったのかな」と思う時があります。
自分が会いに行ったことは迷惑じゃなかったのかなと、リスボンに帰るバスの中で考え出したら涙が止まらなくなったくらいで。
元々自分より相手のことを考えすぎてしまうところがあるので、その度に「考えすぎだよー」「大丈夫だよー」と周りに言われるのですが。
現に今回ポルトガルに行くことで、「行きたくても行けない人がいるのに云々」みたいな声も聞こえてました。
ただ、今回私が行きたいと思った一番の理由は「翔哉くんがいま目の前に見えている世界を見てみたい」というものでした。
東京にいる時も試合に出られなかったり、U-23に回されたりと上手くいかなかった時期もありました。
そんな時に私が出来ることはただ背中から応援することだけでした。
小平の練習にも通ってもたいした会話はしないですし、ゲーフラにもあまり反応しないですし(笑)
でも、たぶんこれからも彼の背中を追いかけるんだろうなと。
何というか、ずっと続いている片思いみたいもので、そのプレーに魅せられてしまったから仕方が無いやという感じです。
次回また会いに行った時に今回ほどのサプライズはないだろうと思うし、別のクラブに行ったら実際に会えないかもしれないけど、それでもまた会いに行こうと思います。
リオ五輪が終わった時に感じた「会える時にちゃんと会いに行こう」という思いを忘れずに。
改めてポルトガルという国に出会わせてくれた翔哉くんに感謝したいです。
ここまで読んで頂きありがとうございました。